ああチヤホヤされたい

栃木県在住コピーライターnagatouch公式ブログ。趣味はインプット。仕事がアウトプット。

文章力だけでライターになろうなんて、すっげーバカです。

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文章というのは特殊で、
書こうと思えば誰にでも書けます。

 

「今すぐ家を建てろ!」
と言われても無理ですが

 

「今日これまでに起こったことを
思いつく限り書き出せ!」
と言われたら誰でもできます。

 

・文章が得意だから
・文章が好きだから

という理由だけで始めるのは
愚かなことです。

 

 

 

今回は
『ライターとして活躍するために何が必要なのか?』
という話をします。

 

言い返したい気持ちがあるかもしれませんが
ここはグッとこらえて
最後まで読んで真相を知ってほしいと思います。

 

 

 

もう一度、あえて蒸し返しますが、
文章は誰でも書けます。

 

義務教育の期間中に
文字や文章は散々書かされてきたので
そこそこの文章なら
すぐに誰でも書けるようになります。

 

なので、

(私は文章得意だぜ!)

というだけでライターとして
活躍しようとすると大変です。

 

正直バカです。

 

文章力だけで勝負したいなら
小説家を目指した方が良いですが
たぶん小説家を目指したとしても
文章力だけでは芥川賞は取れません。

 

そもそも
文章に多少自信がある人たちが
小説家を目指すわけですから

 

そこに文章力で勝負しようとすること自体が
無謀なことです。

 

 

 

ライターにおいても一緒。

 

文章を書く人たちをかきわけて
文章力で攻めに行くのは
得策ではありません。

 

 

 

音楽だとたまに
「音楽以外何もできない」
という社会的にギリギリな人がいますが

 

それでも結果を残せている人たちは
本質的に音楽以外のものを持っています。

 

『音楽以外でも生きていけそうだったけど
たまたま音楽を好んで結果を残せている。』
という感じがする人たちです。

 

『文章しかできない』
は音楽人よりもギリギリです。
音楽やる人も文章は書けますから。

 

音楽しかできない人と
文章しかできない人は

 

社会的なギリギリレベルが違うので
ここを履き違えないようにしてください。

 

 

 

・・・こうした意味で
文章しか書けないと社会的に危ないので
何か別のスキルを伸ばす必要があります。

 

では、何が差をつけるのかというと

『企画力』

です。

 

ライターとして
頭一つ抜けようとするなら
企画できるチカラが重要になってきます。

 

 

 

たとえば

 

忍者漫画というだけだと
味気ないものですが

 

そこに
5つの国が争っている設定があって
主人公が異様な性質を秘めていることと
チームを組んで戦う独自のルールを設けることで

 

NARUTO』はあれだけ流行ったんだと思います。

 

また、 

 

雲の上の人だったアイドルを
会いに行けるようにした秋元康さんは
企画力の鬼ですよね。

 

あるいは、

 

『税金に関する作文』
というお題を出された時に

 

「日本の現代の税金問題」で語るのと
タックスヘイブンと戦争の関係」という切り口で語るのと
どちらが面白くなりそうでしょうか?

 

・・・最後の例は
ディープすぎますかね笑

 

 

 

このように

 

物事を正面からではなく
斜めや後ろや裏から見るような動きが
文章を面白くしてくれます。

 

つまらない話を文学的に書くよりも
面白い話を普通に書いた方がウケます。

 

 

 

「何を書くか?」という部分は
以前だと主に編集者の仕事でした。

 

雑誌の紙面に載せる内容を
だいたい決めておいて
記者に取材に行かせて書かせるようなプロセスが
当たり前になっていました。

 

それがWEBが発達してきて
自分で自由に情報発信できるようになったので
編集者がいなくても勝手に書けるようになりました。

 

ただひたすらに記事数だけ稼いで
無理矢理にでもアクセス数を伸ばそうとする
薄っぺらい中身の無い記事が増えだしたわけです。

 

 

 

こうなってくると今後必要なのは
ただ書けるってだけではなく

 

面白い切り口を見つけ出して
それを面白く伝えられる

”編集者目線を持ったライター”
重宝されるようになります。

 

企画者や編集者のような視点で
文章を書けるようになると
仕事の幅が格段に増えます。

 

 

 

「何を、どういう書き方をするか?」
という切り出し方を考えられるようになると
記事全体が面白くなります。

 

面白いネタを探せるようになると
記事作成自体が進みやすくなりますし
クオリティも上がります。

 

それをどう表現するか?に
思考を巡らせることも重要です。
このプロセスが自己成長につながります。

 

料理人が素材や食器からこだわるように
僕たちライターは
書く素材や媒体もこだわることで
その辺の副業ライターと差をつけることが出来ます。

 

 

 

たとえば

「僕が実践している恋愛術(はあと)」よりも
「昨日居酒屋で男に脱がされました・・・」の方が
アクセス来ると思います。

 

同じ人でも
ジャージ姿のときと
オーダーメイドのスーツを着ているときでは
印象が変わるのと同じで

 

中身が同じだとしても
切り口や魅せ方によって
印象がガラッと変わります。

 

 

 

なので、記事を書くときは
『どういう言い方をしたら面白くなるかな?』
とニヤニヤ考えながら書きましょう。

 

あとは、日頃から
面白いことや知らないことに
アンテナを張るようにして

 

自分の知的好奇心を敏感にして
活動してみてほしいです。

 

 

 

書店に行くにしても
知っているジャンルばかりではなく
少し知らないけど面白そうなものに
思い切って手を伸ばしてみてください。

 

嫌悪しているアイドルや
サブカルや暗号通貨にも
わからなくても手を出してみましょう。
死なない程度に手を出せば死にません。

 

youtubeを見るにしても
いつもは見ないような関連動画を
そのまま見続けてみるとか
小さなことからやってみましょう。

 

ライターは、書いていない時間の方が重要です。

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。